作業環境測定士 独学ノート
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令和7年2月 作業環境測定士試験 労働衛生一般 問19を解説(呼吸用保護具・送気マスク)

令和7年2月の作業環境測定士試験 労働衛生一般 問19は、呼吸用保護具に関する問題です。5つの記述のうち、誤っているものを1つ選びます。

この問題のポイント

この問題は、呼吸用保護具の分類を全体として問うものです。

呼吸用保護具は、まわりの空気をろ過して使うろ過式(防じんマスク・防毒マスク)と、清浄な空気を別から供給する給気式(送気マスク・自給式呼吸器)に大きく分かれます。

引っかけの核心は給気式のうち送気マスクで、ホースマスクとエアラインマスクの名称と空気源の組合せが入れ替えられている点に集約されます。

※ 問題文そのものは、公益財団法人 安全衛生技術試験協会が公表している試験問題で確認できます。

正解:選択肢3(誤っている記述)

各選択肢の正誤

選択肢正誤解説
1○(正しい)防じんマスクの取替え式と使い捨て式の弁の有無を述べたもので、正しい。
2○(正しい)防毒マスクの吸収缶を、定められた色分けと色以外の方法でも種類表示すると述べており、正しい。
3×(誤り)送気マスクの名称と空気源が逆。自然の大気を空気源とするのがホースマスク、圧縮空気を空気源とするのがエアラインマスク
4○(正しい)自給式呼吸器を空気呼吸器と酸素呼吸器に分け、酸素呼吸器を圧縮酸素式と酸素発生式に分けており、正しい。
5○(正しい)面体と顔面の密着性を着用者自身が確かめる陰圧法と陽圧法を述べており、正しい。

選択肢3のポイント(ここが誤り)

送気マスクは、離れた場所の清浄な空気を着用者まで送り込む給気式の保護具です。空気をどうやって送るかで、ホースマスクとエアラインマスクの2系統に分かれます。

ホースマスクは、汚染されていない場所に置いたホースの先から自然の大気を取り入れ、着用者の自発的な吸気か送風機の力で送るものです。

エアラインマスクは、コンプレッサーなどでつくった圧縮空気を配管を通して送るものです。

選択肢3は、これを「エアラインマスクが自然の大気、ホースマスクが圧縮空気」と名称と空気源を入れ替えて書いています。

実際は逆で、自然の大気=ホースマスク、圧縮空気=エアラインマスクです。名称だけ覚えてどちらの空気源かを取り違えると、この型の問題で外します。

覚え方

  • 呼吸用保護具の二分=ろ過式(防じん・防毒)と給気式(送気・自給式)
  • 送気マスクのホース=自然の大気/エアライン=圧縮空気(ラインに通すから圧をかける)
  • 自給式呼吸器=空気呼吸器(圧縮空気)と酸素呼吸器(圧縮酸素式・酸素発生式)
  • 密着性の自己チェック=吸気口をふさぐ陰圧法・排気口をふさぐ陽圧法

理解度チェック

問題:送気マスクのうち、圧縮空気を空気源とするのはホースマスクとエアラインマスクのどちらか。

答えを見る

エアラインマスクです。圧縮空気を配管で送るのがエアラインマスク、汚染のない場所の自然の大気を取り入れるのがホースマスクです。名称と空気源の対応が逆になっている記述は誤りです。

問題:送気マスクと自給式呼吸器は、呼吸用保護具のどの分類に入るか。

答えを見る

どちらも給気式に入ります。まわりの空気をろ過する防じんマスク・防毒マスクがろ過式、清浄な空気を別から供給する送気マスク・自給式呼吸器が給気式です。酸素欠乏のおそれがある場所ではろ過式は使えず、給気式を選びます。

出典

  • 公益財団法人 安全衛生技術試験協会「作業環境測定士試験(労働衛生一般)令和7年2月」公表試験問題 問19・公表正答。
  • 呼吸用保護具の分類(送気マスクの種類)は、JIS T 8153(送気マスク)および厚生労働省「防じんマスク、防毒マスク及び電動ファン付き呼吸用保護具の選択、使用等について」による。

この記事を書いた人

作業環境測定士 独学ノート 編集部

作業環境測定士試験を独学で受ける人のための学習ノートの編集部です。