作業環境測定士 独学ノート
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令和7年2月 作業環境測定士試験 労働衛生関係法令 問20を解説(労働安全衛生規則の衛生基準)

令和7年2月の作業環境測定士試験 労働衛生関係法令 問20は、労働安全衛生規則が定める職場の衛生基準に関する問題です。5つの記述のうち、誤っているものを1つ選びます。

この問題のポイント

この問題は、衛生基準として規則が定める数値と周期がきちんと頭に入っているかを問うものです。

気積・照明設備の点検・塩と飲料水・休養室・大掃除といった、職場の基本的な衛生管理の要件が並びます。

引っかけの核心は1点で、大掃除の周期を「1年以内ごとに1回」とすり替えているところにあります。正しくは6か月以内ごとに1回です。

※ 問題文そのものは、公益財団法人 安全衛生技術試験協会が公表している試験問題で確認できます。

正解:選択肢5(誤っている記述)

各選択肢の正誤

選択肢正誤解説
1○(正しい)常時就業させる屋内作業場の気積は、設備の容積と床面から4mを超える高さの空間を除き、労働者1人について10立方メートル以上とする。正しい。
2○(正しい)常時就業させる場所の照明設備は、6か月以内ごとに1回、定期に点検する。周期も含めて正しい。
3○(正しい)多量の発汗を伴う作業場では、労働者に与えるための塩と飲料水を備える。正しい。
4○(正しい)常時50人以上を使用するときは、臥床できる休養室または休養所を、男性用と女性用に区別して設ける。正しい。
5×(誤り)大掃除の周期が「1年以内ごとに1回」となっているのが誤り。正しくは6か月以内ごとに1回、定期に、統一的に行う。

選択肢5のポイント(ここが誤り)

労働安全衛生規則の衛生基準では、日常行う清掃のほかに、大掃除を6か月以内ごとに1回、定期に、統一的に行わなければならないと定めています。

日々の清掃とは別に、半年に一度の節目で職場全体をまとめて掃除する、という二段構えの考え方です。

選択肢5は、この周期を「1年以内ごとに1回」と1年に1回まで間隔を空けてよいかのように書き換えています。

年単位と半年単位では、たい積した粉じんや汚れを取り除く頻度が大きく変わります。

正しい周期は6か月以内ごとに1回であり、ここを取り違えると衛生水準を保てなくなるため、誤りです。

気積の「10立方メートル以上」や照明設備の点検「6か月以内ごとに1回」など、ほかの肢が示す数値・周期はそのまま正しい記述です。

誤りは大掃除の周期1点に絞られているので、ここだけを見抜けば判断できます。

覚え方

  • 大掃除=6か月以内ごとに1回・定期・統一的(1年ではない)
  • 気積=労働者1人について10立方メートル以上(設備の容積・床面から4m超の空間は除く)
  • 照明設備の点検も6か月以内ごとに1回(大掃除と同じ半年周期で対)
  • 休養室・休養所=常時50人以上で男女別に設置
  • 周期のすり替え(半年→1年)は法令問題でよくある誤り肢のパターン

理解度チェック

問題:労働安全衛生規則の衛生基準で、大掃除は定期にどのくらいの周期で行うことになっているか。

答えを見る

6か月以内ごとに1回です。日常の清掃とは別に、6か月以内ごとに1回、定期に、統一的に大掃除を行います。「1年以内ごとに1回」とする記述は誤りです。

問題:常時就業させる屋内作業場の気積は、労働者1人についてどれだけ確保するか。除外して数える空間はあるか。

答えを見る

労働者1人について10立方メートル以上です。設備が占める容積と、床面から4mを超える高さにある空間は除いて計算します。

出典

  • 公益財団法人 安全衛生技術試験協会「作業環境測定士試験(労働衛生関係法令)令和7年2月」公表試験問題 問20・公表正答。
  • 労働安全衛生規則(昭和47年労働省令第32号)の衛生基準に関する規定(気積・照明・大掃除・休養室など)(e-Gov法令検索)。

この記事を書いた人

作業環境測定士 独学ノート 編集部

作業環境測定士試験を独学で受ける人のための学習ノートの編集部です。