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令和7年度(前期)2級電気工事施工管理技士 No.5を解説、ドラムに戻る側が循環

令和7年度(前期)2級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.5は、汽力発電の強制循環ボイラの図を読んで、アとイの名称の組合せを選ぶ問題です。給水ポンプ・循環ポンプ・過熱器・再熱器の4語から2つを選びます。

この問題のポイント

この問題は、図のなかでその機器がどこからどこへつながっているかを追えば決まります。名前を覚えていなくても、線をたどれば絞れます。

核心は、アの管がドラムから出てドラムへ戻っていることです。外から水を入れる経路ではなく、閉じた輪になっています。

※ 問題文と図は、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢3(循環ポンプ・過熱器)

各選択肢の正誤

選択肢 解説
1 給水ポンプ 過熱器 アが違う。給水ポンプは図の右下「水」の側
2 給水ポンプ 再熱器 両方とも違う
3 循環ポンプ 過熱器 ドラムからドラムへ戻す輪と、蒸気を出す側。これが正しい
4 循環ポンプ 再熱器 イが違う。再熱器はタービンから戻る蒸気を扱う

正しいのは選択肢3です。

選択肢3のポイント(ここが答え)

アは、ドラムから下へ出た管の途中にあります。その管は燃焼ガスで熱せられる蒸発管を通り、ふたたびドラムへ戻っています。出口も入口も同じドラムなので、これは水を送り込む経路ではなく、ボイラの中でぐるぐる回す経路です。

この輪を強制的に回すのが循環ポンプで、そこが「強制循環ボイラ」という名前の由来です。自然循環ボイラでは、熱せられて軽くなった水と冷たい水の重さの差だけで回しますが、それに頼らずポンプで押します。

イは、右側の管の上のほうにあります。そちらは図の右下から「水」が入り、蛇管を上がって「蒸気」として外へ出ていく経路です。ドラムで分かれた飽和蒸気をさらに熱して過熱蒸気にする部分なので、過熱器です。

4つの語を、図のどこにあるかで分けると次のようになります。

  • 給水ポンプ 外から水をボイラへ送り込む。図では右下の「水」の側
  • 循環ポンプ ドラムと蒸発管の間で水を回す。輪になっているのが目印
  • 過熱器 ドラムから出た蒸気をさらに熱する。出口が「蒸気」
  • 再熱器 高圧タービンで仕事を終えた蒸気を熱し直す。タービンからの戻り線がないこの図には描かれていない

再熱器を外せるのは、図にタービンから戻ってくる線が無いからです。名前を覚えていなくても、線の行き先を見れば選択肢2と4は消せます。

覚え方

  • 循環ポンプはドラムから出てドラムへ戻る輪の中にある
  • 給水ポンプは外から水を入れる側。輪ではない
  • 再熱器はタービンからの戻り蒸気を熱す。戻り線が無い図には出てこない

理解度チェック

Q.

強制循環ボイラの循環ポンプは何をしているか。

ドラムと蒸発管の間で水を強制的に回しています。自然循環のように水の重さの差に頼らないので、この名前が付いています。

Q.

過熱器と再熱器の違いは何か。

過熱器はドラムから出た飽和蒸気を熱して過熱蒸気にするもの、再熱器は高圧タービンで仕事を終えた蒸気を熱し直すものです。

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参考資料

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和7年度 2級電気工事施工管理技術検定 第一次検定(前期)問題」「同 正答肢」
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