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令和6年度(後期)2級電気工事施工管理技士 No.9を解説、入るか出るか

令和6年度(後期)2級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.9は、照明に関する記述として、最も不適当なものを選ぶ問題です。

この問題のポイント

この問題は、光束発散度と照度の違いを分かっているかを問うものです。分かれ目は光が面に入るのか、面から出るのかです。

誤りの肢は、面から出る量の説明に、入る量の定義を当てています。

正解:選択肢1(光束発散度は受光面に入射する光束)

各選択肢の正誤

選択肢 用語 解説
1 光束発散度 これは照度の説明。不適当
2 視感度 波長ごとの感じやすさ。適当
3 光束 放射束のうち光として感じる分。適当
4 グレア まぶしさによる不快や見えにくさ。適当

最も不適当なのは選択肢1です。

選択肢1のポイント(ここが答え)

面の単位面積あたりの光束には、向きの違う2つの言葉があります。

用語 向き 意味と単位
照度 入る 面に入射する単位面積あたりの光束〔lx〕
光束発散度 出る 面から発散する単位面積あたりの光束〔lm/m²〕

選択肢1は、光束発散度に照度の定義をそのまま当てているので誤りです。

発散という言葉が、そのまま「出ていく」を表しています。名前に答えが入っているので、用語の字面から向きを判断できます。

机の上を例にすると分かりやすくなります。天井の照明から机に光が届く量が照度、机の面が反射して目に返してくる量が光束発散度です。同じ照度でも、白い机と黒い机では光束発散度が違います。

この肢は、ほぼ同じ文で繰り返し出ています。

令和元年度 2級 学科試験(後期)No.11(正答は選択肢4)

4.光束発散度は、受光面の単位面積当たりに入射する光束で表される。

令和元年度でも、この肢が不適当なものとして選ばれています。令和6年度後期は選択肢の番号が1に移っただけで、文言はほぼ同じです。

ほかの3つも押さえます。視感度は、同じエネルギーの光でも波長によって明るく感じたり暗く感じたりする度合いで、人の目は555nm付近の黄緑色に最も強く反応します。光束は、放射束のうち人の目が光として感じる分を取り出した量です。グレアは視野に輝度の高いものがあることによる不快感や見えにくさで、光源を直接見せない配置で防ぎます。

覚え方

  • 照度は入る、光束発散度は出る
  • 「発散」という字が出ていくことを表している
  • 同じ照度でも、面の反射率が違えば光束発散度は変わる

理解度チェック

Q.

照度と光束発散度はどう違うか。

照度は面に入射する単位面積あたりの光束、光束発散度は面から発散する単位面積あたりの光束です。

Q.

視感度とは何か。

ある波長の放射エネルギーが、人の目に光としてどれだけ感じられるかを表すものです。

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参考資料

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和6年度 2級電気工事施工管理技術検定 第一次検定(後期)問題」「同 正答肢」
  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和元年度 2級電気工事施工管理技術検定 学科試験(後期)問題」No.11「同 正答肢」
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