令和4年度(前期)2級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.37は、コンクリート工事における施工の不具合として、関係のないものを選ぶ問題です。
この問題は、4つの言葉がどの工事のものかを分かっているかを問うものです。オーバーラップだけが溶接の欠陥です。
残る3つはコンクリートの不具合です。
正解:選択肢3(オーバーラップ)
| 選択肢 | 用語 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | 豆板(ジャンカ) | コンクリート。砂利が浮いて表面が荒れた状態 |
| 2 | 空洞 | コンクリート。内部に隙間が残った状態 |
| 3 | オーバーラップ | 溶接の欠陥。コンクリートとは無関係 |
| 4 | コールドジョイント | コンクリート。打ち継ぎ目が一体にならない |
関係のないのは選択肢3です。
引っかけの核心は、オーバーラップという言葉が「重なる」という意味で、コンクリートの打ち重ねを思わせるところです。打ち継ぎの話に見えます。
実際は溶接で溶けた金属が母材に溶け込まずに乗り上がった状態を指します。見た目は付いていても、下でくっついていません。
| 分野 | 不具合・欠陥 |
|---|---|
| コンクリート | 豆板(ジャンカ)、空洞、コールドジョイント、ひび割れ、ブリーディング |
| 溶接 | オーバーラップ、アンダーカット、ブローホール、スラグ巻込み |
令和3年度の1級 No.54では「溶接=オーバーラップ」という組合せが正しい肢として置かれています。溶接の言葉だと確かめられます。
令和2年度(後期)No.38では逆向きに、「鉄骨構造の溶接欠陥に関係のないもの」としてオーバーラップ・アンダーカット・ブローホール・コールドジョイントが並びました。同じ4語のうち2語を入れ替えて、コンクリートの問題にも溶接の問題にもできます。
選択肢4のコールドジョイントは、先に打ったコンクリートが固まりかけてから次を打ったときにできる継ぎ目です。一体にならないので、そこから水が入ります。
選択肢1の豆板は、セメントペーストが回らずに砂利だけが見えている状態です。振動が足りない、型枠のすき間からペーストが漏れた、といった原因で起こります。
オーバーラップとはどんな欠陥か。
溶接の欠陥です。溶けた金属が母材に溶け込まずに乗り上がった状態で、見た目は付いていても下でくっついていません。
コールドジョイントはなぜできるか。
先に打ったコンクリートが固まりかけてから次を打ったためです。継ぎ目が一体にならず、そこから水が入ります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年9月