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令和4年度(前期)2級電気工事施工管理技士 No.35を解説、2番目だけが毎年変わる

令和4年度(前期)2級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.35は、架空送電線の鉄塔の組立工法として、不適当なものを選ぶ問題です。

この問題のポイント

この問題は、鉄塔の組立工法が3つしかないことを分かっているかを問うものです。台棒工法・移動式クレーン工法・クライミングクレーン工法です。

残りのひとつが架空の名前になります。

正解:選択肢2(相取り工法)

各選択肢の正誤

選択肢 工法 解説
1 台棒工法 適当。鉄塔に立てた棒で吊り上げる
2 相取り工法 不適当。鉄塔の組立工法にこの名前はない
3 移動式クレーン工法 適当。地上のクレーンで吊る
4 クライミングクレーン工法 適当。クレーン自体が塔をせり上がる

不適当なのは選択肢2です。

選択肢2のポイント(ここが答え)

引っかけの核心は、相取りが送電線の工事で実際に使われる言葉だというところです。架線の作業で出てくるので、まったく知らない言葉ではありません。

鉄塔の組立に使う工法は3つです。

工法 どう吊り上げるか
台棒工法 組み上がった鉄塔に棒を立て、それを支点に次の部材を吊る
移動式クレーン工法 地上に置いたクレーンで吊る
クライミングクレーン工法 クレーン自体が鉄塔をせり上がりながら吊る

台棒工法は道が無く重機を入れられない山の中で使われてきた方法です。人力に近い形で少しずつ積み上げます。

移動式クレーン工法は地上から届く高さまでしか使えません。高い鉄塔になると、クレーン自体が塔にとりつくクライミングクレーン工法になります。

この問題は選択肢1・3・4がこの3工法で固定され、2番目だけが年度ごとに架空の名前に入れ替わります。平成27年度(後期)No.36と令和6年度(後期)No.33は「送込み工法」、平成30年度(後期)No.36は「搬送工法」で、いずれも答えは2番でした。

令和4年度(前期)は「相取り工法」に変えていますが、3つを覚えていれば名前を知らなくても選べます。残ったひとつが答えです。

覚え方

  • 鉄塔の組立工法は台棒・移動式クレーン・クライミングクレーンの3つ
  • 3つを覚えておけば、残ったひとつが答え
  • 台棒は重機が入れない山、クライミングクレーンは高い鉄塔

理解度チェック

Q.

鉄塔の組立工法を3つ挙げよ。

台棒工法、移動式クレーン工法、クライミングクレーン工法です。

Q.

台棒工法はどんな場所で使われるか。

道が無く重機を入れられない山の中などです。組み上がった鉄塔に棒を立て、それを支点に次の部材を吊り上げます。

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参考資料

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和4年度 2級電気工事施工管理技術検定 第一次検定(前期)問題」「同 正答肢」
  • 同「平成27年度 第一次検定(後期)問題 No.36」「平成30年度(後期)No.36」「令和6年度(後期)No.33」(鉄塔の組立工法の同一論点)
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