令和4年度(後期)2級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.33は、水準測量に関する用語および器械・器具として、関係のないものを選ぶ問題です。
この問題は、アリダードが平板測量の器具であることを知っているかを問うものです。高さではなく平面の位置を出すために使います。
ほかの3つは、高さを測るときに必ず出てくる言葉です。
正解:選択肢4(アリダード)
| 選択肢 | 用語 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | 標尺 | 目盛りの付いた尺。レベルで読む相手 |
| 2 | 水準点 | 高さの基準となる点 |
| 3 | レベル | 水平な視線を作る器械 |
| 4 | アリダード | 平板測量の器具 |
関係がないのは選択肢4です。
水準測量は2点の高さの差を求める測量です。必要なのは、水平な視線を作る器械と、そこから読み取る目盛りです。
水準測量の道具立て
レベル 水平な視線を作る器械
標尺 目盛りの付いた尺。2点に立てて読む
水準点 高さが分かっている基準の点
高低差 = 後視の読み - 前視の読み
アリダードはこの中に入りません。平板測量で使う器具です。
平板測量は、三脚に載せた平板に紙を貼り、その場で地形を描いていく測量です。アリダードは目標を視準しながら、平板上に方向線を引くための定規にあたります。
| 測量 | 求めるもの | 主な器具 |
|---|---|---|
| 水準測量 | 高さの差 | レベル、標尺 |
| 平板測量 | 平面の位置 | 平板、アリダード、三脚 |
| 角測量 | 水平角・鉛直角 | トランシット、セオドライト |
測量は何を求めるかで種類が分かれ、器具もそれぞれ違います。アリダードは平面の位置を出す側の器具です。
ほかの3つを見ておきます。
選択肢1の標尺は、目盛りが振ってある長い尺です。測りたい点に垂直に立て、レベルの望遠鏡で目盛りを読みます。スタッフとも呼ばれます。
選択肢2の水準点は、高さの基準になる点です。国土地理院が全国に設置しており、東京湾平均海面からの高さが分かっています。ここを起点にして測っていきます。
選択肢3のレベルは、水平な視線を作る器械です。望遠鏡と気泡管を組み合わせたもので、どちらを向いても視線が水平になるように調整して使います。
アリダードはどの測量で使う器具か。
平板測量です。目標を視準しながら平板上に方向線を引くための器具で、平面の位置を求めるのに使います。
水準測量で高低差はどう求めるか。
レベルで水平な視線を作り、2点に立てた標尺の目盛りを読みます。後視の読みから前視の読みを引いた値が高低差になります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年9月