令和8年度 1級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.18は、架空送電線のたるみと電線の実長を求める式の組合せに関する問題です。この問題では、4つの組合せのうち、適当なものを選びます。
この問題は、たるみと実長の式を覚えているかを問うものです。引っかけの核心は8と3をどちらの式に置くかで、2つの数字を入れ替えた組合せに惑わされないかが分かれ目になります。
※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢2(d=wS2/8T、L=S+8d2/3S)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ×(誤り) | たるみの分母が3T、実長が3d2/8S。両方とも入れ替わっている |
| 2 | ○(適当) | たるみは8Tが分母、実長の第2項は8d2/3S |
| 3 | ×(誤り) | たるみの分母が3T。実長は合っている |
| 4 | ×(誤り) | たるみは合っているが、実長の第2項が3d2/8S |
4つの組合せは、たるみの分母の8と3、実長の8と3を入れ替えて作られています。
たるみは d = wS2 / (8T) で求めます。wは電線1mあたりの重量、Sは径間、Tは最低点の水平張力です。重さと径間の2乗に比例し、張力に反比例します。
実長は L = S + 8d2 / (3S) です。径間そのものに、たるんだぶんの伸びを足した形になっています。たるみは8が分母、実長は8が分子で3が分母という置き方です。
張力を強くすればたるみは小さくなり、実長も径間に近づきます。分母にTがあるのはたるみの式だけなので、この点でも2つの式は見分けられます。
架空送電線のたるみを求める式を書け。
d=wS2/(8T) です。wは電線1mあたりの重量、Sは径間、Tは最低点の水平張力です。分母に8Tが入ります。
電線の実長は、径間に対してどれだけ長くなるか。
8d2/(3S) だけ長くなります。L=S+8d2/(3S) の第2項がその伸びで、たるみが大きいほど長くなります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年9月