令和7年度 1級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.61は、施工図等に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
この問題は、施工図まわりの基本(誰に何を伝える図か・どの順で作るか)を問うものです。なかでも引っかけの核心は総合図と施工図のどちらが先かで、図面の作る順序を押さえているかが分かれ目になります。
※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢4(最も不適当な記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 施工図は設計者の意図を満たし、作業者への作業指示を行う図である |
| 2 | ○(正しい) | 天井伏図では天井内機器の保守を考え、点検口の位置を確認する |
| 3 | ○(正しい) | 必要な施工図を洗い出し、作成の時期を施工図作成計画表にまとめる |
| 4 | ×(誤り) | 総合図は施工図より先に作る。「施工図に基づいて」は順序が逆 |
選択肢4の「作成した施工図に基づいて」という記述が誤りで、総合図は施工図を作る前にまとめます。
天井裏や電気室には、電気・空調・給排水の機器や配管が集まります。それぞれの担当が別々に施工図を描くと、同じ場所に別のものが重なってしまいます。
そこで先に総合図を作ります。各設備の機器を1枚の平面図にプロットし、位置と重なりを確かめて調整してから、その結果をもとに各担当が施工図を描きます。
問題文は総合図を施工図の後に置いていますが、それでは重なりが見つかったときに描き直しになります。調整してから詳細を描くのが順序です。
総合図と施工図は、どちらを先に作るか。
総合図が先です。各設備の機器を1枚の平面図にプロットして位置と重なりを調整し、その結果をもとに各担当が施工図を描きます。
天井伏図で点検口の位置を確認するのはなぜか。
天井内に納まる機器の保守や点検ができるようにするためです。位置が合っていないと、後から機器に手が届かなくなります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年9月