令和4年度 1級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.62は、「2つの特性をグラフの横軸と縦軸とし、観測値を打点して作るグラフである。2つの特性の相関関係を見るために使用する」という記述に該当する図の名称を選ぶ問題です。応用能力問題なので選択肢が5つあります。
この問題は、2つの特性を同時に扱う図はどれかを分かっているかを問うものです。横軸と縦軸の両方に特性を置くのは散布図だけです。
ほかの4つは1つの特性を扱います。
正解:選択肢4(散布図)
| 選択肢 | 図 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | パレート図 | 項目を多い順に並べた棒と累積曲線 |
| 2 | レーダーチャート | 複数の項目の水準を放射状に見る |
| 3 | 特性要因図 | 結果と原因を魚の骨の形で整理する |
| 4 | 散布図 | 正しい。2つの特性の相関を見る |
| 5 | ヒストグラム | 1つの特性のばらつきを柱状に見る |
正しいのは選択肢4です。
記述の2つの特性を横軸と縦軸にするという一文が決め手です。ほかの図は縦軸に個数や割合を取り、横軸には項目や階級を並べます。
| 図 | 何を見るか | 形 |
|---|---|---|
| 散布図 | 2つの特性の関係 | 点の散らばり |
| ヒストグラム | 1つの特性のばらつき | 柱を並べた形 |
| パレート図 | どの項目が大きいか | 棒を多い順に並べ累積曲線を重ねる |
| 特性要因図 | 結果に対する原因 | 魚の骨 |
散布図は点の並び方で関係を読みます。右上がりに集まっていれば正の相関、右下がりなら負の相関、ばらばらなら関係が薄いと判断します。
ただし相関があることと原因であることは別です。散布図で関係が見えても、それだけでは原因と結果は決まりません。
選択肢1のパレート図は、どこから手を付けるかを決めるために使います。不良の項目を多い順に並べると、上位のいくつかで全体の大半を占めることが多く、そこを直せば効果が大きくなります。
選択肢3の特性要因図は、結果に対して考えられる原因を書き出す図です。人・機械・材料・方法といった大骨から小骨へ分けていきます。
選択肢5のヒストグラムは、測定値を階級に分けて柱にしたものです。分布の中心と広がり、規格からのはみ出しが一目で分かります。
2つの特性の相関関係を見る図はどれか。
散布図です。横軸と縦軸の両方に特性を取り、観測値を打点します。
パレート図は何のために使うか。
どの項目から手を付けるかを決めるためです。多い順に並べると上位のいくつかで全体の大半を占めることが分かります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年9月