平成30年度 公害防止管理者 公害総論 問14を解説|ダイオキシン類の削減計画は第3次
平成30年度 公害総論 問14は、ダイオキシン類に関する記述中、下線を付した箇所のうち誤っているものを選ぶ問題です。
この問題のポイント
この問題は、ダイオキシン類対策がどの法律で、いつから、どう進められてきたかという流れを押さえているかを問うています。引っかけの核心は削減計画が何次まで進んでいるかという一点で、法律名や年次は正しく書かれています。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(4)(誤っている箇所)
各選択肢の正誤
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| (1) | ○(正しい) | 大気汚染防止法による対策が進められてきました。正しい記述です。 |
| (2) | ○(正しい) | 廃棄物の処理及び清掃に関する法律による対策も併せて進められました。正しい記述です。 |
| (3) | ○(正しい) | ダイオキシン類対策特別措置法は平成11年に制定されています。正しい記述です。 |
| (4) | ×(誤り) | 「第4次削減計画」が誤りです。当時進められていたのは第3次の削減計画(平成24年8月変更)です。 |
| (5) | ○(正しい) | 削減計画では排出量の目標量が定められ、実績がこれを下回っているかで評価されます。正しい記述です。 |
選択肢(4)のポイント(ここが誤り)
ダイオキシン類対策特別措置法に基づく「事業活動に伴い排出されるダイオキシン類の量を削減するための計画」は、第1次が平成12年9月、第2次が平成17年6月、第3次が平成24年8月に定められました。選択肢(4)は「第4次」としており、平成30年度の出題時点では存在しない次数です。
この設問は、法律名(大気汚染防止法・廃棄物処理法・ダイオキシン類対策特別措置法)や制定年(平成11年)といった覚えやすい要素はすべて正しく置き、計画の次数だけをずらしています。目立つ固有名詞に目を奪われると、地味な「第○次」を素通りしてしまいます。
覚え方
- 削減計画は第1次=平成12年/第2次=平成17年/第3次=平成24年。おおむね5〜7年おきの見直し。
- 対策の入口は大気汚染防止法と廃棄物処理法、専用法のダイオキシン類対策特別措置法は平成11年制定。
- 下線部問題では、法律名や西暦より「第○次」「○年以内」といった地味な数え方が狙われやすい。
理解度チェック
Q.
ダイオキシン類対策特別措置法に基づく削減計画は、これまで何回定められていますか。
第1次(平成12年9月)、第2次(平成17年6月)、第3次(平成24年8月)の3回です。平成30年度の出題時点では第3次が進められていました。
Q.
ダイオキシン類対策特別措置法が制定されたのはいつですか。また、それ以前はどの法律で対策が進められていましたか。
平成11年に制定されました。それ以前は大気汚染防止法と廃棄物の処理及び清掃に関する法律による対策が進められていました。
出典
- 一般社団法人 産業環境管理協会「平成30年度 公害防止管理者等国家試験 公害総論 問題」(公式PDF)
- ダイオキシン類対策特別措置法
- 我が国における事業活動に伴い排出されるダイオキシン類の量を削減するための計画(平成24年8月変更)
※ この記事の確認日:2026年7月