令和4年度(前期)2級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.39は、大型機器の屋上への搬入計画を立案する場合の確認事項として、最も関係のないものを選ぶ問題です。能力問題なので選択肢が5つあります。
この問題は、搬入計画で決めることが何かを分かっているかを問うものです。どう運ぶか、何で吊るか、誰が操作するかです。
機器の中身がよいかどうかは別の話です。
正解:選択肢4(搬入機器の試験成績書)
| 選択肢 | 内容 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | 搬入順序 | 関係する。置く順で作業が変わる |
| 2 | 搬入経路 | 関係する。通れるかどうかを見る |
| 3 | 揚重機の作業に必要な資格 | 関係する。有資格者を手配する |
| 4 | 搬入機器の試験成績書 | 関係がない。品質管理の書類 |
| 5 | 揚重機の選定 | 関係する。重さと高さで決める |
最も関係がないのは選択肢4です。
引っかけの核心は、試験成績書が搬入する機器そのものの書類だというところです。同じ機器の話なので、無関係には見えません。
搬入計画で決めるのは物をどう動かすかです。
| 決めること | 見るもの |
|---|---|
| 経路 | 道路の幅、建物の開口、通路の寸法 |
| 揚重機の選定 | 機器の重さ、吊り上げる高さ、据付ける位置までの距離 |
| 順序 | 奥に置くものから入れる、後で入らなくならないか |
| 資格 | クレーンの運転、玉掛けの有資格者 |
試験成績書は工場でその機器が基準どおりに作られたかを示す書類です。中身が正しいかどうかの話で、運ぶ手立てとは別の管理になります。
搬入計画で機器について見るのは、寸法と重さです。何キロあるか、どの向きで通せるかが分かれば計画は立ちます。性能の数値は要りません。
選択肢3の資格は、揚重機を使う以上は欠かせません。クレーンの運転にも玉掛けにも資格が要るので、当日の人の手配に直結します。
選択肢1の搬入順序は、置いたあとで動かせなくなるのを防ぐためです。奥に据えるものを先に入れるのが基本です。
大型機器の搬入計画で確認するのは何か。
搬入経路、揚重機の選定、搬入順序、揚重機の操作に必要な資格などです。機器については寸法と重さを見ます。
試験成績書はどんな書類か。
工場でその機器が基準どおりに作られたかを示す書類です。品質管理で使うもので、搬入の計画とは別になります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年9月