令和7年度(午後の部)第10問は、建物図面及び各階平面図の提供の要否に関する正誤問題(組合せ)です。どの登記で図面を提供するかが問われました。
正しいものの組合せを選びます。
建物図面及び各階平面図に関する次のアからオまでの記述のうち、正しいものの組合せは、後記1から5までのうち、どれか。
ア 建物の所在の変更の登記を申請する場合には、建物図面及び各階平面図を提供しなければならない。
イ 甲土地上にのみ存する区分建物について、当該区分建物の存しない乙土地を当該区分建物の規約敷地とする新たな規約を設定したことによる表題部の変更の登記を申請する場合には、建物図面を提供しなければならない。
ウ 仮換地上に建築された建物の表題登記を申請する場合に添付する建物図面には、敷地の形状として、当該建物の存する仮換地の形状を実線で図示しなければならない。
エ 一棟の建物の1階に存する1階建ての甲区分建物と、甲区分建物の真上の階に存し甲区分建物と上下に接する1階建ての乙区分建物とを合併して、1個の区分建物とする合併の登記を申請する場合には、各階平面図を提供することを要しない。
オ 共用部分である旨の登記がある建物について共用部分である旨を定めた規約を廃止したことによる当該建物の表題登記を申請する場合には、建物図面及び各階平面図を提供することを要しない。
出典:法務省ウェブサイト「令和7年度(2025年)土地家屋調査士試験問題」「正解」(午後の部 第10問)
建物図面・各階平面図を提供するかどうかは、その登記で建物の形・位置が図面に表れる形で動くかで決まります。形や位置が変わらない登記では、図面の提供を求められません。
建物の所在の「変更」だけでは、建物図面・各階平面図の提供は必要ありません(アが誤り)。図面の提供が必要になるのは、表題登記や、床面積・構造・所在が動く変更、分割・区分・附属建物の新築などです。図面の要否の整理は下の関連記事へ。
参考にした資料
※法令・取扱いは変更されることがあります。最新の法令・先例をご確認ください。内容確認日:2026年7月16日。正解は法務省公表の正解(午後第10問=4)によります。
正解:4(ウ・オが正しい)
正しいのは記述ウと記述オです(ア・イ・エは誤り)。