ボイラー整備士免許試験 令和7年4月公表(令和6年7月〜12月実施分)の問27は、ボイラーの燃焼安全装置に関する問題です。5つの記述のうち、適切でないものを選びます。
この問題の核心は安全スイッチが作動した後どうなるかです。燃料を全て止めるところまでで、自動で再起動する装置ではありません。
※ 問題文そのものは、公益財団法人 安全衛生技術試験協会が公開している公表試験問題のページで確認できます。
正解:選択肢3(適切でない記述)
| 選択肢 | 正誤 | 内容 |
|---|---|---|
| 1 | ◯(適切) | 主安全制御器=出力リレー・フレームリレー・安全スイッチの三つ |
| 2 | ◯(適切) | 起動スイッチで出力リレーが作動し、バーナモータなどに信号が送られる |
| 3 | ×(適切でない) | 燃料遮断までは正しいが、自動的に再起動のオン、オフ操作を行うが誤り |
| 4 | ◯(適切) | 火炎検出の方法は光学的方法と、火炎の導電作用を用いる方法 |
| 5 | ◯(適切) | フレームロッドは火炎中の電極に電流が流れることを利用する |
選択肢3は、火炎が検出されないときに安全スイッチが作動して燃料を遮断する、というところまでは正しい説明です。誤りはその後の「一定時間経過後に自動的に再起動のオン、オフ操作を行う」です。
同じ動作は、別の回にも正しい形で出ています。
| 回 | 記述 | 公表正答 |
|---|---|---|
| 令和7年10月 問27B |
安全スイッチが作動し、出力リレーの作動を解き、燃料の供給を全て停止させる | 適切 |
| 令和8年4月 問27(3) |
安全スイッチが作動し、出力リレーの作動を解き、燃料の供給を全て停止させる | 適切 |
どちらも止めるところで文が終わっています。燃料が出たのに火が付かなかったという状態で、装置が勝手に点火をやり直すのは危険です。炉の中に未燃の燃料がたまったまま火を入れれば、炉内爆発につながります。安全スイッチは、原因を確かめて人が復帰させるまで止めたままにするための仕組みです。
主安全制御器を構成する3つの名前も、繰り返し狙われています。
| 回 | 3つの主要部分として挙げられたもの | 公表正答 |
|---|---|---|
| 令和7年4月 問27(1) |
出力リレー・フレームリレー・安全スイッチ | 適切 |
| 令和7年10月 問27A |
出力リレー・火炎検出器・安全スイッチ | 適切でない |
| 令和8年4月 問27(1) |
出力リレー・火炎検出器・安全スイッチ | 適切でない |
入るのはフレームリレーで、火炎検出器ではありません。火炎検出器は炎を見つける部品そのもので、その信号を受けて動くのがフレームリレーです。制御器の中に入っているのは受ける側になります。
選択肢4・5の分け方も押さえます。光学的方法は火炎から出る光を捕らえるもの、フレームロッドは火炎の導電作用(電流が流れる性質)を使うものです。令和7年10月公表 問27では、フレームロッドを光学的方法の側に入れた記述が適切でないとされています。
一定時間内に火炎が検出されないとき、主安全制御器はどう動くか。
安全スイッチが作動して出力リレーの作動を解き、燃料の供給を全て停止させます。一定時間後に自動で再起動をやり直すことはありません。
主安全制御器の3つの主要部分は何か。
出力リレー、フレームリレー、安全スイッチです。ここに火炎検出器を入れた記述は、令和7年10月公表と令和8年4月公表の2回とも適切でないものとされています。
出典
※ この記事の確認日:2026年9月