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1物件の設計完了に必要な日数は、どう計算すれば良いか?

ども、tyazukeです。

入社して間もない頃は、業務を遂行する時間の感覚が掴めませんよね。

建築設計は1つの物件に数ヶ月時間がかかります。それが余計に、業務にかけていい時間を分かりにくくしています。

 

上司に言われるがままの設計日数が長いのか、短いのか。自分はこの仕事を何日で仕上げるべきなのか。

今回はそんな、仕事の時間についてお話しします。

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人工という考え方を理解しよう

建築業界には人工という考え方があります。

  • 1人工=〇○円/日

というように、会社ごとに定めがあります。要は1日当たりの人件費ですね。この人件費に、僕たちの給与も入っていれば、会社を運営する必要経費も入っているのが普通です。

 

ちなみに、国土交通省では職人さんの人工を調査し、公表しています(下記は東京都、平成29年3月の労務単価、単位は円)。

  • 特殊作業員 22,600
  • 普通作業員 19,700
  • 軽作業員 14,100
  • 造園工  20,100
  • 法面工  25,700
  • とび工  25,900
  • 石工  25,800
  • ブロック工 23,900
  • 電工 23,700
  • 鉄筋工 26,100

設計事務所の場合、1人工のうち半分が会社運営の経費として換算されます。この考えも会社によって違います。

 

仮に1人工3万円とすれば、僕たちが給与として受け取る額は1日1.5万円ということになります。

会社の人工が分かっていて、自分の給与が「経費を差っ引いた人工×実働日数」より少なかったら、会社はそのお金をプールしているかもしれません。

 

1物件に必要な日数は、人件費ベースで考えること。

さて話が逸れましたが、仮に1.5万円/日で貰っていると考えます。

この人件費をベースに1物件に掛けていい日数を計算するのです。

 

例えば建築設計の設計料は10%と言われています。100㎡ほどの個人住宅で2000万円の工事費なら、200万円です。

 

200万円のうち半分は経費なので、手元に残るのは100万円。この100万円を何日で終わらせるか?と言う考えで、1物件当たりの日数を割り出すことが可能です。

つまり、

  • 100/1.5=66日⇒60日(2ヶ月)

となります。

 

会社ごとに人工のベースが違いますから一概には言えませんが、設計料を1.5で割ってやれば良いのかと思います。

 

また複数人で仕事をするなら、人数で割ることもお忘れなく。2人で仕事をしていて、先ほどの住宅を例にすると、

  • 100/1.5x2=33日⇒30日(1ヶ月)/人

となります。

 

まとめ

  • 人工という考え方を理解しよう
  • 1物件に必要な日数は、人件費ベースで考えること。
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