本の紹介

【書評】マンション修繕・管理の実際、を読んで

久々にお堅い本を読んでみる気になった。マンション修繕・管理の実際、というタイトルだ。

 

もっと!もっと!筆者の熱を書いてくれ。

読んでおいてアレだが、この本は一体誰目線なのだろうか。

筆者がマンションの修理や修繕に関して豊富な知識をもっておられることは、ようくわかる。

でも伝わらない。熱が全くない。冷め切った文章だ。つまり論文に近い。130ページ余りの「資料」を読んでいる気持ちになった。

これは「本」ではない・・・筆者の熱をもっともっと書いて欲しかった。本書を読んで全体的に感じたことだ。

ま、全体的な僕の感想はここまでだ。次は中身の話をしよう。

 

面白い写真ありがとうございます。酷い施工もあったものですね

内容は興味深かった。例えば、マンションの施工が悪くてクラックがすぐに入る建物が多すぎる件とか。

筆者が出会った不良施工の例はなかなかびっくり。ひび割れが大きい箇所を削ってみると、なんと空き缶が!

職人が空き缶をポイ捨てして(しかもRC躯体の中に!)、そのままコンクリートが打たれてしまったのだ。

「まさか・・・」という他ない。筆者も言葉を失ったと思う。

 

こんな感じで、マンションの不良施工が見られるのはおすすめ。あと、バルコニーの手すり。手すりはRCの場合もあるけど、普通アルミの手すりが多いと思う。

アルミ手すりはRCの立ち上がりに埋め込まれているのだが、これが施工不良で抜けやすくなっていたり、溝から水が入ってアルミが腐ってしまうのだ。

根元をみると、アルミと周辺の立ち上がりがボロボロなんて、よくある話なのだそう。

 

これはとっても危険なことで、例えばアルミに子供が数人よりかかる。すると、根元がフラフラ(ピン状態)なので、落っこちてしまう。子供数人もろともだ。打ちどころが悪いと、最悪の結末になる可能性だってある。

アルミ手すりのメンテナンスはもちろんだけど、初めからRC手すりでもイイよな。もちろん構造設計者の立場からいえば、絶対嫌だけど。

後にメンテナンスが必要になって、だけどメンテをしないマンションも多い。子供の安全とメンテ不要のことを考えると、RC手すりも悪くない。

 

あまりオススメしない・・・業界の人なら読んでもいいよ

あまりオススメはしない本だが、業界の人なら読んでもいいかも。ただ、数ページ開くと眠くなるの、工夫しながら読んで欲しい。

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