建築業界の分析

最終更新日: 2017.09.3

街中にある、とんでも建築を見つけたよ。

街中にあるとんでも建築。絶対に設計してはならない、と思いつつこっそり見たくなる。

そんな建築。違法とまでは言いませんが、「コレ絶対もたないだろうな」という建築はちらほら。

本当は写真をとりたいのですが、写真をとっちゃうと所有者の方に悪いし、「勝手に撮った!」なんて言われるのが嫌なんですね。言葉だけで説明していきますわ。

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角形鋼管の外側にブレースのGPLが取り付いている

コレ案外多い。車のガレージを鉄骨で組んだもの。僕がみたケースでは、車が入らない面にターンバックル付きブレースが配置されていました。

まあ、ここまではOK。

問題はブレースの取り付け方。角形鋼管の外側にがセットが溶接してあるだけ。ブレースに力が作用したら、脚元壊れますぜ・・・。

屋根しかのっていない構造物ですから、そこまで神経質にならなくてもいいのでしょうか。通勤途中にあるので、いつも不安になります。

 

鋼管に内ダイアフラムが入っていない(おそらく)

上記と同じたてもの。

柱梁接合部をよく見ます。剛接合してありました。ここまではOK。ありふれています。

問題は、XとY方向で梁せいが微妙に違うこと。両方向ラーメン構造の場合、梁せいは同じにするか100mm以上変えること。

どう見積もっても50mmしかありません。内ダイアフラムは・・・入っていないなだろうなぁ。

地震が起きたら、そこで局部座屈しますぜ・・・。

 

錆びた屋外階段(踊り場に観葉植物置いている)

通勤途中にみる工場。屋外階段がついています。そりゃそうだ。しかし、この階段全然使われていないのです。

なぜわかったか?

階段の鉄骨がサビサビじゃないか! 不安になるくらい錆びてます。それだけでも不安なのに、登りきった階段の踊り場には観葉植物が置いてありました。

それ、落ちたらシャレにならんですよ・・・。その通勤ルートは二度と使わないことにしております。

 

以上のように、目を凝らせば危ないとんでも建築が存在しています。構造屋をやっていると嫌でも目について。見ないようにしたいですが、なんか気になる。

今回の事例は、我々の業界では当たり前に注意しており、絶対に起きない事案ですが、皆さま気をつけましょうぜ。

 

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