建築のこと

街中にある、とんでも建築を見つけたよ。

街中にあるとんでも建築。絶対に設計してはならない、と思いつつこっそり見たくなる。

そんな建築。違法とまでは言いませんが、「コレ絶対もたないだろうな」という建築はちらほら。

本当は写真をとりたいのですが、写真をとっちゃうと所有者の方に悪いし、「勝手に撮った!」なんて言われるのが嫌なんですね。言葉だけで説明していきますわ。

スポンサーリンク

 

角形鋼管の外側にブレースのGPLが取り付いている

コレ案外多い。車のガレージを鉄骨で組んだもの。僕がみたケースでは、車が入らない面にターンバックル付きブレースが配置されていました。

まあ、ここまではOK。

問題はブレースの取り付け方。角形鋼管の外側にがセットが溶接してあるだけ。ブレースに力が作用したら、脚元壊れますぜ・・・。

屋根しかのっていない構造物ですから、そこまで神経質にならなくてもいいのでしょうか。通勤途中にあるので、いつも不安になります。

 

鋼管に内ダイアフラムが入っていない(おそらく)

上記と同じたてもの。

柱梁接合部をよく見ます。剛接合してありました。ここまではOK。ありふれています。

問題は、XとY方向で梁せいが微妙に違うこと。両方向ラーメン構造の場合、梁せいは同じにするか100mm以上変えること。

どう見積もっても50mmしかありません。内ダイアフラムは・・・入っていないなだろうなぁ。

地震が起きたら、そこで局部座屈しますぜ・・・。

 

錆びた屋外階段(踊り場に観葉植物置いている)

通勤途中にみる工場。屋外階段がついています。そりゃそうだ。しかし、この階段全然使われていないのです。

なぜわかったか?

階段の鉄骨がサビサビじゃないか! 不安になるくらい錆びてます。それだけでも不安なのに、登りきった階段の踊り場には観葉植物が置いてありました。

それ、落ちたらシャレにならんですよ・・・。その通勤ルートは二度と使わないことにしております。

 

以上のように、目を凝らせば危ないとんでも建築が存在しています。構造屋をやっていると嫌でも目について。見ないようにしたいですが、なんか気になる。

今回の事例は、我々の業界では当たり前に注意しており、絶対に起きない事案ですが、皆さま気をつけましょうぜ。

スポンサーリンク
 

こちらも人気の記事です

ピックアップ記事

  1. 今後、日本の建築設計者の技術力は中国に負ける
  2. 建築設計は嫌いだけど、建築は好きかもしれない。
  3. 確認申請で、建築物の外観や内観の質疑があっても良い、という話
  4. 【書評】本田正信VS石田三成
  5. 一級建築士合格者が語る、「受験のきっかけ」について

関連記事

  1. 建築のこと

    クレーンの衝撃力を設定する基礎項目について

    ども、tyazukeです。クレーンが走行する場合、それを受ける…

  2. 建築のこと

    駐輪場の屋根は、折板ではなくテントを張れば良いんじゃない?

    ども、tyazukeです。駐輪場を設計する機会がありました。片…

  3. 労働のこと

    中小規模の設計事務所への就職はアリ?ナシ?

    ども、tyazukeです。この記事を読んでいるということは、設…

  4. 建築のこと

    建築の良さは目地で決まる?外壁と目地の関係性について

    街をフラフラと歩いていると沢山の建築物に出会います。そこで一番目に付く…

  5. 建築のこと

    藤村龍至×嶋田洋平の、建築をやるか・やらないか?

    ども、建築嫌いのくせに、毎日建築事務所で仕事をしているtyazukeで…

  6. 建築のこと

    隈研吾氏に学ぶプレゼンの手法と喋り方のポイント

    ども、tyazukeです。建築家って本当に言葉巧みですよね~。…

スポンサーリンク

最近の記事

Tazukeのおすすめ書籍

  1. 構造設計に関すること

    Autocadで変断面の断面係数を求める方法
  2. 一級建築の試験勉強

    構造一級建築士制度で構造屋が減っていく件
  3. 構造設計に関すること

    構造目線で考えよう。3本の矢を折るために必要な力とは。
  4. 労働のこと

    建築設計を辞めたい!と思ったときチェックする3つの項目
  5. 建築のこと

    建築家、真正面から写真を撮られたくない説を検証する。
PAGE TOP