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地震保険について勉強中。【書評】「よくわかる地震保険」②

「よくわかる地震保険」の書評①に引き続き、第②です。

ほんと僕たち技術屋は世間に疎くて、経済とか保険等、世間のものに関心を持たない人が多いですよね。

僕も学生のころよく言われていました。

「君は社会の一般常識が足りない」と。それは今も変わっていませんが。

ウダウダ話すのはこの辺にして。

今日は地震保険の話です。

耐震性能によって保険料が違う。免震構造、重要度係数の関係など

建物の構造によって保険料が違う、と前回説明しました。例えば、木造とマンションでは、後者の方が耐震性能が高いので保険料が低いのです。

似た話で、耐震性能によって保険料が違います。

例えば免震や制震構造。これらは現代の技術で最も地震災害を少なくするものです。そのため、免震構造の建物は保険料が少ない(つまり倒壊する可能性が低い)。

次に、一般の建物でも重要度係数を考慮した場合は保険料が低くなります。重要度係数とは、建築基準法に定められた耐震性能を割増す係数のこと。

例えば、一般の耐震性能を「1」とした場合、重要度係数を考慮した耐震性能は「1.25」とか、「1.5」になります。

これは、1.25倍又は1.5倍、耐震性能が高いと言い換えることができます。よって重要度係数が考慮された建物は、保険料が低く設定されるのです。

 

地震被害にあったとき。まずは現場の状況を撮影。

考えたくありませんが、もし地震被害にあったら。まずは現場の被害状況を撮影しましょう。

地震保険の査定額は、被害の度合いで判断されます。建物もそうですが、家財も該当します。

家財を慌てて片付けてしまうと、保険で下りるはずだったお金が戻ってこない可能性もあります。

 

絶対にやってはイケないこと

地震で家が倒壊すると、わざわざ自分たちで火をつけ燃やす方もいます。

なぜなら、地震保険は「地震による火災」も保険が効くからです。地震が起きて72時間以内に発生した火事は、地震による火事だと断定されます。

地震で半壊・全壊したとき、自分たちで火をつけて少しでも多く保険金を頂こうという魂胆です。

図太いですね。

絶対やってはいけませんよ。

 

読了、勉強になりました。

本日、読み終わりました。

保険料の定め方が面白かったです。耐震性によって保険料の割引があること、地震発生の確率に応じて、保険料が設定されている点など、興味深い。

本としては、文章が大きくて読みづらかったですが、図解があるので問題なしですかね。

簡単に地震保険のことを知りたいのならおススメ。

ただし、地震保険の全般的な話題が多いので、地震保険に加入したいけど・・・どうしよう、と考えている人には向きませんね。

「この地震保険が良いよ~」、というハウツー本ではありませんから。そこだけ注意してください。

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