建設業界のこと

地盤調査報告書って誰かチェックしているの?

地盤調査報告書のチェックって誰が行っているのでしょうか。お施主さんが確認できるはずもないし、構造設計者だって細かい内容はわからない。

つまり誰もチェックしていないかも。僕は学生の頃、土木工学科で土質系の研究室にいました。一通り力学試験と物理試験をしましたが、はっきりいって人の手で結果が左右されるものですよ。

もちろんJIS規格の試験なのですが、どうも地盤調査報告書の確からしさだけチェックが緩いことが気になります。それとも、僕たちが知らないだけで沢山の赤チェックが入っているのでしょうか。

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土質力学や地盤工学に明るい人物が構造設計者にいない。

そもそも土質力学や地盤工学は土木工学の分野です。建築には関係ない、と考えている人も多いです。また、地盤系の研究室にいて構造設計者になる人なんて聞いたことがありません。ブラックボックスに近いものがあります。

構造設計以上に、見えない分野です。

 

物理試験は人の手に左右される。

僕は学生の頃土木工学科でしたから、一通り物理試験をやりました。これがとてもアナログな試験です。例えば液性限界をチェックする試験では、粘土の土を指で練って、各限界状態を測定するんですね。

機械だから安心!とは思いませんが、人の手で安心とも思いません。杭施工のときは、監理者が後ろで見ているのに。

 

余談 そのうち、土の物理試験センターは無くなる?

ここから余談。これまで多くの建物が日本で建設されました。建築学会では、建築面積300~500㎡に1カ所ボーリング調査をすることになっていますが、とても多くの調査蓄積があります。

そのうち、ほとんどの土地で物理試験が行われ、物理試験なんてする必要がなくなってくるのかもしれません。

少なくとも、今の地盤調査報告書をみると、過去を踏襲しただけの試験結果なので、必要なさそうに見えますよ。

それでは。

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