労働のこと

ゆとり世代の新入社員が会社を辞めないためには?

ダイアモンドオンラインを読んでいたら、『ゆとり世代が「給料」より「休み」を重視する理由』という記事がありました。

記事の内容はそのままで、『ゆとり世代が給料より休みを重視する理由がわかったぞ!』というもの。

・・

・・・

え、いままで分かってなかったんですか。

若者世代と上司世代の価値観の剥離が凄まじいですね。

昨今、ブラック企業問題がマスコミに取り上げられたのは、電通の過労死自殺事件が大きい。中小企業も、仕事を早く終わらせる施策を講じている最中のようです。

どんな中小企業もマスコミにアレコレ言われたくないでしょうし。

スポンサーリンク

 

企業としても労働環境を改善する方が、新入社員が定着するので。小池都知事も『夜8時に完全退庁を目指す』と言っていましたね。

残業0にする運動は益々加速するかと(当たり前ですが)。

この記事は、そんな些細で極当たり前の『気づき』を実行に移した社長のお話。下記抜粋です。

株式会社武蔵野は、数十年前、「超ブラック企業」だった。それが日本で初めて日本経営品質賞を2度受賞後、残業改革で「超ホワイト企業」に変身した。

たった2年強で平均残業時間「56.9%減」、1.5億円もの人件費を削減しながら「過去最高益」を更新。しかも、2015年度新卒採用の25人は、いまだ誰も辞めていない。

わが社は、人材採用にあたって、公益財団法人日本生産性本部が提供している「エナジャイザー(energizer)」というツールを使って適性テストを行っています。

「エナジャイザー」の結果、ここ数年、もう少し具体的に言えば、いわゆる「ゆとり世代」以降、学生のストレス耐性は年々弱くなっています。

しかし、「ゆとり世代」以降は、「ラクをして『休み』が多い会社がいい」と考える学生が増えています。

残業や休日出勤が多ければ、新卒社員はすぐに辞めてしまうでしょう。

わが社は、夏休み、年末年始休暇、ゴールデンウィークの他に、1年に一度、「3日間の連続休暇」を取れる仕組みがあります。

3連休のヒントは、新卒社員が飲み会の席で「実は土・日・月と3連休ほしいんですよね」と心情を吐露したこと。

それを聞いた私はすぐ実施することに決めました。

はい。この社長は、社員が当たり前に思っていることを実行したまで。そしたら社員の定着率が上がった。そりゃそうです。周りの会社ほとんどがブラックで休みが少ないのですから。3連休にするだけで、とても差別化ができたわけです。

それを分かっている賢い新入社員は、下手に他社へいきませんよ。

しかし経営者は、こんな当たり前のことに気づいていないのかなぁ。『休みが多い方が良い』なんて、エナジャイザーを使わなくても分かるものですが。現場を知らない社長でしょうか。

 

次は建設業社長のお話。下記抜粋。

株式会社中村土木建設(愛知県/建設、住宅、リフォーム、不動産)の中村陽公(よしゆき)社長も、残業問題に取り組むことが、新卒社員の定着につながると感じています。

「建設業というだけで、ブラック企業に思われてしまいます。キツイ、汚い、給料が安いの3K。

以前は給料がよかったのですが、今は給料が安いですからね。現場監督の仕事は、時間があってないようなもので、遅くまで仕事をするのが当たり前の風潮も根づいています。

『土曜日は休み』と思っていたのに、金曜日の夜に上司から『土曜日も仕事があるから出ろよ』と言われると、新人は『嫌です』とは言えません。

しぶしぶ休日出勤をしますが、内心では耐えられない。だから、入社して1、2年で辞めてしまう子もいます。

3、4年いれば、仕事の面白味がわかるのに、それまで我慢できないんです」(中村社長)

中村社長は、「若い人材から見て、魅力のある会社にするには、残業や休日出勤を減らす必要がある」と考え、残業の事前申告、残業の見える化(ホワイトボードに社員の残業時間を書いて掲示する)などの取り組みを始めています。

「まだまだ成果は出ていませんが、『建設業は残業があるもの』と決めつけないで、早帰りの努力を続けていくつもりです。

建設業界は残業に対する意識が低い。だからこそ、早く手を打ったほうが生き残れる。

市場は小さくなっても、人が定着する会社になれば、まだまだチャンスはある。ライバル会社よりも先に、残業のない『魅力ある会社』にしていきたいですね」(中村社長)

いやぁ、恥ずかしいですね建設業界。他の業界と比べても残業に対する認識が甘すぎるのは、ごもっとも。

残業だけでなく、休日出勤も当たり前ですからね。土曜日や日曜日にカンカントントン工事の音が聞こえませんか?職人さんは、平日を休んでいるわけではないですよ。平日も働いて、現場が終わらないから、土曜日も仕事をしているのです。

ブラックすぎる・・・笑

建設業界の経営者は、本格的に休みを増やすことを考えた方がいいですよ。水曜日に1日休みを導入して週休3日なんてどうですか?

もちろん休みを増やす方針は、仕事の生産性を高める議論とセットですが、革新的な企業として新入社員は殺到するでしょうね。

スポンサーリンク
 

こちらも人気の記事です

ピックアップ記事

  1. 一級建築士に落ちたときの1週間の過ごし方
  2. 杭施工誤差が生じた時の対処法について
  3. 露出柱脚のキレイな納め方のコツ。
  4. 建築屋さんが覚えるべき最低限の構造計画3つ
  5. 鉄骨造の仕口部の段差の許容寸法と、段差の解消方法

関連記事

  1. 労働のこと

    【転職】大学の事務職員(正社員)年収例550万円、27歳。【設計辞めるかな】

    今日、転職サイトからメールが届きました↓↓↓tyazukeさま、い…

  2. 労働のこと

    新入社員がいきなり仕事できると思うなよ。

    春になりました。新入社員が入ってきましたね。僕が務めている会社にも新入…

  3. 建設業界のこと

    『団塊の世代』の設計者に建設業界や今の若手について聞いてみた。

    『団塊の世代』とは、高度経済成長以降の1968年ごろ、第1次ベビーブー…

  4. 労働のこと

    あと十年後には技能労働者大量離職。職人単価は益々高騰するか?

    まずは下図を見てください。これは、総務省による「技能労働者の大量離職の…

  5. 労働のこと

    僕が体験した図面のチェック体制が整っていない環境と危険性

    他事務所さんの話を聞いて一番ギャップを感じることが、『仕事はチームです…

  6. 労働のこと

    建築家として独立して食べていくために必要な物件数は?

    ども、tyazukeです。将来は建築家として独立しよう。そんな…

スポンサーリンク

最近の記事

Tazukeのおすすめ書籍

  1. 労働のこと

    マイナビエージェント、建築士の転職成功事例が全然成功じゃない件
  2. 一級建築の試験勉強

    総合資格学院の講師は、どうすればなれる?
  3. 労働のこと

    【tyazuke式】性格別、仕事の適性について
  4. 労働のこと

    過去の仕事に責任ばかり付き纏う、建築の設計は呪いじゃ、祟りじゃ。
  5. 一級建築の試験勉強

    一級建築士の合格率とは?本当に分かる合格率の推移、過去の合格率
PAGE TOP