建設業界のこと

僕が土木工学科から建築学科へ転科した理由とその後。

僕は、高専(工業高等専門学校)に通っていましたが、そこには建築学科が無く、まず土木工学科に入りました。

ホントを言えば、その表現も違って、元々は情報工学科に入りたかったのです。僕が15歳の頃、家庭にようやく携帯電話やパソコンが普及し始めたころでした。

他業種が成熟し行き詰る中、成長産業のIT分野はとても眩しく憧れみたいなものがありました。正直、土木工学科は情報工学科の滑り止めで、しかも第三希望だったのです。

それが、運悪く(運よく?)第一、二希望共に落ちて、土木工学科に入学した、という顛末です。

しかし全くやる気が無かった分野ですから、正直勉強に身が入りません。何だか古めかしい『土木』という響きが嫌でしたし、授業も『測量』とか『水理』、『土質』とか、面白く感じない授業のオンパレードでした(これは教師の責任が大きいですが)。

唯一頑張ったことは、当時所属していたテニス部の練習です。中学生の頃と比べると、体重が5キロは落ちたと思います。筋肉もついて容姿も気にするようになりました。

そうなると、益々『土木工学』がかっこ悪く思える。服装、髪形に気を使っても『土木工学科』が何だか気に食わない。ダサいと思ったのです。

自分の人生を左右するには、あまりにも短絡的な発想ですが、『土木はダサい、かっこ悪い』そんな理由で転科したくなります。

そんな、悶々としているとき学食でTVを見ていたら『大改造!劇的ビフォーアフター!』がやっていました(残念ながら終わりましね)。

建築士が『匠』と呼ばれ芸能人のように扱われ、スーパーマンのように見違える空間を演出する。これはカッコイイ!と思い、当たって砕けろの精神で建築学科への転科を決心したのです。

 

結局僕は建築学科へ転科しましたが、奇しくも「構造系」の研究室に入り、構造にのめりこんでいくわけですが・・・。不思議なものです。

スポンサーリンク

 

現実、土木工学科から建築学科への転科は可能か?

前述したように『土木』という言葉は悪いイメージが多く、最近は建設学科ということで、建築と一括りにされるケースも多いようです。

ですから、そもそも転科自体さほど難しくないことが多いかもしれません。それを踏まえた上で、説明します。

まず、土木工学科から建築学科への転科は可能です。総合大学であれば、両方の学科があるので学校を変えることなく転科が可能でしょう。もし、高専に通っていて建築学科が無い場合、これは建築学科のある学校を探す必要があります。

じゃあ、どのタイミングで転科するのか?

これは、学校を卒業するタイミング、つまり進学するときに建築学科へ移るという方法があります。転科というより、学科を変えて進学するのです。高専生であれば、5年卒業時に建築学科のある専攻科、又は大学への進学。短大生も同じことです。

四大学生であれば、タイミングは任意(早ければ早いほど良い)です。又は、博士課程に行く前に学科を変えることも考えられるでしょう。

以上のように、一言で言えば『土木工学科から建築学科への転科は可能』です。もちろん、それなりの体力も使いますし、人間関係も刷新されます。一からやっていく気持ちが無いといけません。

僕の知り合いには、電気工学から建築学科に転科した人もいます。かなり遠回りですが、学校を卒業してからの人生が遥かに長い。

学生のうちはなんだって可能ですよ。

スポンサーリンク
 

こちらも人気の記事です

ピックアップ記事

  1. ブログのネタに困ったら、自分の当たり前を探してみよう
  2. 優しい性格の人は建築士に向いていない、たった一つの理由
  3. ソファやベンチに座るとき、一番安定する位置はどこか。
  4. 日建学院の合格実績88.2%は色々誤魔化してるから気を付けような
  5. 鉄骨造で注意したい、外壁による鉄骨梁のねじれについて

関連記事

  1. 構造設計に関すること

    柱脚の保有耐力接合の検討方法について

    『ブレース構造は必ず保有耐力接合にすること』は、ブレース構造を成立させ…

  2. 建設業界に関するニュースのこと

    劇的ビフォーアフター終わるってよ。

    大改造!劇的ビフォーアフターが終わりました。もうとっくに終わったと思っ…

  3. 雑学

    仕事嫌で朝起きられない!それでも会社に行けた1つの方法。

    何か釣りっぽいタイトルになりましたが・・・。毎週、5日間も仕事…

  4. 建築のこと

    マンションの鋼製手すりは触れるな危険、という話。

    ども、tyazukeです。マンションには必ずベランダがあります…

  5. ブログ運営

    建築系ブログを100記事書いたときのPVと反省点3つ

    ども、tyazukeです。ブログを書き続けて2年経ちました。当…

  6. 建築のこと

    ALC版の許容スパンは、同じ荷重でも各メーカーで違う件

    ども、tyazukeです。屋根や床にALC版を使うことがあります。荷重…

スポンサーリンク

最近の記事

Tazukeのおすすめ書籍

  1. 構造設計に関すること

    Autocadで変断面の断面係数を求める方法
  2. 労働のこと

    過去の仕事に責任ばかり付き纏う、建築の設計は呪いじゃ、祟りじゃ。
  3. 建築のこと

    隈研吾さんが設計したサニーヒルズを見学した話
  4. 建築のこと

    本当は教えたくない、構造力学の勉強で役立った良書3選
  5. 建築のこと

    建築家、真正面から写真を撮られたくない説を検証する。
PAGE TOP