建築業界の分析

最終更新日: 2019.09.29

超高層はどこまで高くなるのか?

突然ですが、ここはどこでしょう?

 

そう、正解は日本! 夕日に映えるスカイツリーが綺麗ですね。

・・

・・・

ではなくて

実はドバイでした。

スカイツリーに見える建物は、『ブルジュ・ハリファ』。建設費15億ドルをかけて建てられた超高層ビルです。最頂部は828.9m、最上階は621.3mと規格外の高さです。しかし人間が入れる階数は159階まで。160階以上は機械室のようです。

一方、日本の『東京スカイツリー』は634m。電波塔という特殊な用途ですが、なんと160階が第二展望台となっていて、人が入ることが可能です。

『高い建物を創った国が世界を征する』というルールもないのに、国は次々と超高層ビルを建設します。

 

あそこのビルより高く、さらに高く。

資本主義の権化を見ているようです。

現在、ブルジュ・ハリファが世界最高の高さを誇りますが、又してもドバイで世界最高層のビルができます。その名も

『ザ・タワー』

なんか既視感あるなぁ、と思ったらジョジョの

ザ・ワールド

に語感がそっくりじゃないですか。そのうちスタンドで出てきそうです。

で、この設計がカラトラバ氏の設計案が採用されたとのこと。建築家を押しのいて、構造家がコンペとっちゃうなんてなぁ・・・。

建設は今年の10月にスタートしたみたいで順調に進めば2020年の万博には出来上がっているみたいです。

 

超高層ビルを建設しているのはドバイだけではありません。サウジアラビアは1000m!を超えるビルを既に建設中。

一番左がその、キングダムタワー。左から二番目がブルジュハリファです。

 

クウェートでは『ブルジュ・ムバラク・アル=カビール』という超高層ビルが計画中。1001mの高さを誇ります。これも建設されれば、現在の世界1位。

 

超高層ビルは益々高くなる?

これまで世界中で建設されてきた超高層ビルですが、代表的なビルの竣工年と高さを整理します。調べると1931年に超高層ビルが世界で初めて竣工したように思います。

  • 1931年 アメリカ エンパイア・ステート・ビルディング 448.7m
  • 1969年 アメリカ ジョン・ハンコック・センター 457.2m
  • 1974年 アメリカ ウィリス・タワー(旧シアーズ・タワー) 527.3m

意外にも、超高層の歴史は大分古い。今から、40年以上前には500m台のビルはできていたのです。この時代はアメリカが先頭を走っていました。

その後、600mの壁はそのまま40年間破られずに突然、こうなります↓

  • 2011年 UAE ブルジュ・ハリファ 828 m

600mどころか、800mの壁を一気に突き抜けました。40年で300m高くなったということです。

40年で300m高くなると考えるなら、技術が進んで次は1100⇒1400⇒1700・・・際限なく高くなるかもしれませんね。ただ、物には質量があって地球には重力があるわけで。高くすればするほど、自重の影響が大きく不安定。

バベルの塔にならないことを祈るばかりです。(バベルの塔:旧約聖書の神話。実現不可能な天に届く塔を建設しようとして、崩れてしまった。)

末広がりな形状が、今の超高層ビルと驚く程ソックリじゃないですか。所詮、人間が考えることなんて、そんなもんです。

いくら進歩しようとも、技術の過度な信頼だけは危険だと、僕は思いますね。もう、そんなに高くしなくて良いんじゃない?

そう思います。それでは。

 

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