建設業界に関するニュースのこと

超高層はどこまで高くなるのか?

突然ですが、ここはどこでしょう?

 

そう、正解は日本! 夕日に映えるスカイツリーが綺麗ですね。

・・

・・・

ではなくて

実はドバイでした。

スカイツリーに見える建物は、『ブルジュ・ハリファ』。建設費15億ドルをかけて建てられた超高層ビルです。最頂部は828.9m、最上階は621.3mと規格外の高さです。しかし人間が入れる階数は159階まで。160階以上は機械室のようです。

一方、日本の『東京スカイツリー』は634m。電波塔という特殊な用途ですが、なんと160階が第二展望台となっていて、人が入ることが可能です。

『高い建物を創った国が世界を征する』というルールもないのに、国は次々と超高層ビルを建設します。

 

あそこのビルより高く、さらに高く。

資本主義の権化を見ているようです。

現在、ブルジュ・ハリファが世界最高の高さを誇りますが、又してもドバイで世界最高層のビルができます。その名も

『ザ・タワー』

なんか既視感あるなぁ、と思ったらジョジョの

ザ・ワールド

に語感がそっくりじゃないですか。そのうちスタンドで出てきそうです。

で、この設計がカラトラバ氏の設計案が採用されたとのこと。建築家を押しのいて、構造家がコンペとっちゃうなんてなぁ・・・。

建設は今年の10月にスタートしたみたいで順調に進めば2020年の万博には出来上がっているみたいです。

 

超高層ビルを建設しているのはドバイだけではありません。サウジアラビアは1000m!を超えるビルを既に建設中。

一番左がその、キングダムタワー。左から二番目がブルジュハリファです。

 

クウェートでは『ブルジュ・ムバラク・アル=カビール』という超高層ビルが計画中。1001mの高さを誇ります。これも建設されれば、現在の世界1位。

 

超高層ビルは益々高くなる?

これまで世界中で建設されてきた超高層ビルですが、代表的なビルの竣工年と高さを整理します。調べると1931年に超高層ビルが世界で初めて竣工したように思います。

  • 1931年 アメリカ エンパイア・ステート・ビルディング 448.7m
  • 1969年 アメリカ ジョン・ハンコック・センター 457.2m
  • 1974年 アメリカ ウィリス・タワー(旧シアーズ・タワー) 527.3m

意外にも、超高層の歴史は大分古い。今から、40年以上前には500m台のビルはできていたのです。この時代はアメリカが先頭を走っていました。

その後、600mの壁はそのまま40年間破られずに突然、こうなります↓

  • 2011年 UAE ブルジュ・ハリファ 828 m

600mどころか、800mの壁を一気に突き抜けました。40年で300m高くなったということです。

40年で300m高くなると考えるなら、技術が進んで次は1100⇒1400⇒1700・・・際限なく高くなるかもしれませんね。ただ、物には質量があって地球には重力があるわけで。高くすればするほど、自重の影響が大きく不安定。

バベルの塔にならないことを祈るばかりです。(バベルの塔:旧約聖書の神話。実現不可能な天に届く塔を建設しようとして、崩れてしまった。)

末広がりな形状が、今の超高層ビルと驚く程ソックリじゃないですか。所詮、人間が考えることなんて、そんなもんです。

いくら進歩しようとも、技術の過度な信頼だけは危険だと、僕は思いますね。もう、そんなに高くしなくて良いんじゃない?

そう思います。それでは。

スポンサーリンク

ピックアップ記事

  1. 露出柱脚のキレイな納め方のコツ。
  2. 商売のカモにできる、建築学生の特徴について
  3. 中小規模の設計事務所への就職はアリ?ナシ?
  4. 僕が思う、会社の飲み会に行くと損をする3つの理由
  5. 【一級建築士】実力を発揮する試験当日の過ごし方

関連記事

  1. 労働のこと

    所員はミタ!転職した方が良い設計事務所の特徴3つ

    ども、tyazukeです。僕は設計事務所に勤めています。今年で…

  2. 建設業界のこと

    大手設計事務所の図面を拝見。スッキリしてとても見やすい件。

    ひょんなことから、大手組織設計事務所さんの図面を手に入れました。といっ…

  3. 労働のこと

    ゆとり世代の新入社員が会社を辞めないためには?

    ダイアモンドオンラインを読んでいたら、『ゆとり世代が「給料」よ…

  4. 建築のこと

    サルでもわかる、建設と建築の根本的な違いについて

    ども、tyazukeです。建設と建築って何が違うの、という質問…

  5. 建設業界に関するニュースのこと

    【え・・・】阪大の倉本教授が逮捕!

    毎日ブログを書く習慣があるので、毎日情報収集は欠かせませんが、とんでも…

  6. 建設業界のこと

    「哲学」から読み解く「建物の沈下」に関する諸問題

    その昔、哲学と科学は表裏一体でした。哲学者は科学者でもあったのです。一…

最近の記事

Tazukeのおすすめ書籍

  1. 労働のこと

    建築設計を辞めたい!と思ったときチェックする3つの項目
  2. 構造設計に関すること

    構造目線で考えよう。3本の矢を折るために必要な力とは。
  3. 二級建築士の試験勉強

    【二級建築士】鉛直荷重に関する問題の解き方
  4. 建築のこと

    建築家、真正面から写真を撮られたくない説を検証する。
  5. 労働のこと

    【tyazuke式】性格別、仕事の適性について
PAGE TOP