建設業界に関するニュースのこと

中古住宅市場は成長産業? あと10年後、ストックビジネスがくる!

今回は、10年後はストックビジネスがくる! ということで考察します。ところで、このブログで10年後の建設業界について色々と書きました↓

あと十年後には技能労働者大量離職。職人単価は益々高騰するか?

 

建設業界を支えている職人さんたちの大量離職についてです。なぜ10年後か、というと生産年齢人口の中核を担ってきた団塊世代働けなくなる年齢になるからです。これは建設業界に限った話ではなく、日本社会全体の問題です(高齢化社会)。

今でも老人ホームとか特養等の建設需要があるわけですが、政府の方針としては今ある空家800万戸を何とかしたい中古住宅市場を、もっと伸ばしたいみたいです。

というのも、日本の中古住宅市場の規模は14%で、一方アメリカ、イギリス、フランスが軒並み70~80%の中古住宅普及率(つまり、ほとんどの人が新築ではなく中古住宅を買っている)です。

逆の見方をすれば、これは成長産業だと位置づけられます↓

日本のリフォーム住宅市場と今後について

 

そもそも長期的に経済が発展しない現状を考えれば、35年ローンを組んでマンションや持ち家を買うことがナンセンス、というか地雷ですし。

今の若い人は、『中古』や『シェア』に抵抗無い人が大勢いますから。

以上より、今後を見据えてストックビジネス(中古住宅市場)に参入する会社が多くなるでしょう。で、ストックビジネスに名乗り出た大企業がきましたよ・・・。

トヨタ自動車は11月22日、子会社でハウスメーカーの手がけるトヨタホームが同業のミサワホームを連結子会社化すると発表した。人口減少を見据え、リフォームなど既存住宅を対象とした「ストックビジネス」の強化や高齢者向け住宅など新領域への進出には単独での対応は難しく、従来以上に両社の連携を強化する必要があると判断した。

トヨタホームはトヨタの住宅事業部門を独立する形で2004年に設立。トヨタ自動車がミサワホームと2005年に資本提携し、トヨタホームとミサワホームは資材の共同調達や土地の共同購入・分譲などで共同事業を進めてきた経緯がある。

ミサワホームは社名、ブランドなどは従来通り維持する一方、技術・商品開発や資材調達などはシステム統合や相互活用で効率化する。

 

世界のトヨタがストックビジネスに本格強化に向けて、ミサワホームを子会社化しました。これは大ニュース。日本が世界に誇るトップ企業が目をつけたビジネスですから、あながち僕の考察を間違ってはないですよね。

で、中古住宅市場に重要なのが、中古住宅の評価なんですが、実は不動産屋さんでも、中古住宅に正しい価格をつけられない。これが、市場の成長を止めているらしいのです。

例えばアメリカでは、『インスペクター(住宅診断)』業務が多いと聞きます。中古住宅が8割以上だからこそ、ですね。

つまり日本でストックビジネスを進めようと思うと、今後インスペクターのような資格が必要になるんです。インスペクターの資格は日本でもあって、まだ国家資格になっていませんが、市場が成長すれば政府も無視できないでしょう。

最近は、今のうちにインスペクターの資格とっておこうかな、なんて考えています。

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