労働のこと

時間で変わると思っている?怒られる人は60歳になっても怒られるよ。

いつの間にか28歳になりました。30歳を手前にして思うことがあります。それは、人のポジションって子供の頃から変わらないなあ、ということ。例えば、僕は内気な性格で1人遊びが好きです。友達は数人程度で、その状況は高校、大学、社会人になってからも変わりません。

そういった状況、性格的な面も含めて『人のポジション』と僕は言っています。人のポジションは、体や精神面も変わっても変わらないんです。

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生まれてから人のポジションは変わらない?

人のポジションは生まれてきた時から早々変わりません。例えば、僕のブラック事務所でも、社内政治が上手い女性がいます。人に取り入るのが上手くて誰に対しても笑顔を振りまく人。彼女は会社に入ってから変わったのか?

僕はある時聞きました。『いつからそんなに明るいの?』と。すると彼女は、『昔からだよ』と答えてくれました。昔からってのはいつから?と疑問を持ちましたが、おそらく物心つく小学生頃からそうなんでしょう。

僕は先に述べたように内気な性格です。社内政治なんて大の苦手、人と話すのが苦手。周りの人も僕に話しかけづらいのか、友達はできません。ですから、会社では『静かで、話しかけづらくて、何を考えているのか分からない人』というポジションだと思います。これは、会社に入ってからそうか?違います。

あなたにも、『ポジション』があります。根明な人、話しかけやすい人、話しかけにくい人、常に怒っている人、常に怒られる人、このポジションは相当なエネルギーで変えようとしない限り、変わりません。

 

60歳になっても常に上司から怒られる人。

意匠設計部の60歳になる部長がいます。部長ですから社内のほとんどの人より偉いです。部長より偉い人は取締役や社長くらいですね。

もうこの年までいけば、怒られないと思いますか?

答えはNO.

この部長は常に怒られています。誰にって?社長から怒られているんです。社長と部長の関係を見ていると昔もこうだったのかなあ、と思います。

つまり、怒られる人はいつまで経っても怒られるんです。人のポジションってそう簡単に変わりません。時間が環境を勝手に変えてくれるとか、時間が経てば自分は偉くなって怒られなくなるとか、それは甘い見通しです。

 

一級建築士がとれない33歳先輩の場合。

もう1つ例を紹介しましょう。以前紹介した一級建築士がとれない33歳の先輩です。彼は入社して10年目になります。下手の横好きというか、はっきり言って傍から見ると設計は向いてなさそうです。建築は好きなんですが要領が悪くて、部長に常に怒られています。でも、人懐っこくて人に好かれるタイプです。

『お前は要領が悪い。いつまで言えば分かるんだ!』と怒鳴られる声が聞こえました。後で気になり、彼の設計中の物件をチラッと見せともらうと、『図面がとても細かい』。こだわりが強くて図面が細かいのですが、細かさにとらわれすぎて大事な部分が抜けてたりします。寸法なんて0.1mm単位で入っていることも。

つまり彼は要領が悪いのではなく『凝り性』だったんです。でも、ブラック事務所のように短期間で設計を上げる事務所だとミスマッチですよね。そんな彼と一緒に木造住宅を設計したことがあります。このとき彼はマメにお施主さん宅へ伺って設計意図をくみ取り、大変喜ばれていました。住宅は人を相手にします。人懐っこくて人好きな彼にとっては、住宅設計は向いているのだと思いました。

以上のように、人のポジションは変わりません。変えようと思うと、大変なエネルギーを費やさないと。そして多くの人が自分のポジションを分かっていないように思います。先輩のように、『人懐っこい性格』は公共建築物を中心に設計するブラック事務所には向いていません。むしろ、住宅を中心に設計する事務所が向いている、と思います。社内政治が上手い彼女は、今の設計業でも良いかもしれませんが、営業に行くともっと力を発揮できるかもしれません。

 

あなたのポジションはどこですか?

生まれながら人にはポジションがある、というのが僕の考えです。で、運よくポジションと仕事が合致した人は上手く行きます。僕を含め多くの人がそうはいきません。では、どうするか?

次の環境に進むしかありませんよね。自分を変えるのは、ものすごくエネルギーのいることです。若いうちは可能ですが社会人になった人には難しい問題です。ですから、逆に自分に合う環境に動けばいいのだと思います。

今のポジションで苦しいけど、時間が経てば解決する!と思っているならそれは間違いです。自分から環境を変え、自分のポジションに合った仕事を見つけましょう。

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