昔の時代は良かった・・・と思いませんか?バブルとか、お金や女にまみれた経験はしたくありませんが、当時の技術屋さん羨ましいなあと思います。なぜって、技術を順番に勉強できるから。
はあ? 昔は盆や正月無し、昼夜問わず仕事漬けの毎日だったけど?
それはご苦労様です!
僕が言いたいのは、知見は時代が新しくなるほど積み重なっていく、ということ。技術は進歩しますよね?でも、技術だけが進歩しているわけではなくて、それを利用する人間もさらに多くの知見を身に付けないとダメなんです。
例えば、昔は片持ち梁の1Gの検討なんてしていましたか?してませんよね。RCの柱梁接合部なんてややこしい問題ありましたか?ないですよね。2次設計やってましたか?やってませんよね^^;。
要するに後から生まれてくる世代は覚えることが沢山あるうえに、順番に勉強させてもらえないんですよ。一方、古い人間であればあるほど順番に勉強できます。
例えば、1次設計だけやっていれば良かった時代で、1次設計をマスターします。後に2次設計の概念が現れて、じっくり勉強できるじゃないですか。
いいですなー。
知識にはレベルがあります。低度から高度な知識まで様々ですが、1+1=2のような四則演算を知識レベル1とすれば、ポアンカレ予想を理解する知識は知識レベル10でしょう。つまり、1~10ある知識の幅の中で、僕たちは急に10を理解できないんです。
仕事も同じ、のはずですが設計事務所ではそんなに丁寧に教えてくれません。急にレベル10の仕事を『ヤレ。』と言われます。社員全員が忙しくて、新人教育が出来ていないのは中小企業全体の悪習かもしれませんが。知り合いの大企業に話を聞くと、OJTは必ず付くと言われました。(そこでOJTの意味を始めて知りました・・・)
何が言いたいのかというと、
設計事務所だけは止めとけ
以上、ありがとうございました。